町と人をつなぐコミュニケーションサイト

オーナーが惚れ込んだ 黒毛和牛のハンバーグ

風に潮の香りが混じり、海の近さを感じる新浦安駅の南エリア。南国のリゾートを思わせる佇まいの「鎌倉ハンバーグ LaNai3 /9」には、おしゃべりを楽しむ友人同士のグループや落ち着いて読書や勉強をしたいひとり客などさまざまな人が訪れ、思い思いの時間を過ごしています。
　LaNaiの看板メニュー「鎌倉ハンバーグ」は、黒毛和牛だけを使用し、ふっくらと焼きあげた１品。そっとナイフを入れると、少し押し戻されるような弾力があります。肉のうまみをしっかりと感じてやわらかく、甘みが出るまでじっくりと炒めたタマネギのソースとの相性が絶妙。添えられた目玉焼きの黄身をからめれば、どこかホッとする味わいに。ハンバーグは子どもの好きなメニューの代表格ですが、大人だって大好きなんだと思い出させてくれます。

　ところで、どうして〝鎌倉”ハンバーグなのでしょうか。「鎌倉が好きで、遊びに行ったときにずっと気になっていたお店に入ったんです。そうしたらハンバーグがすごくおいしくて。ありふれたものとは違う、久しぶりにこういうハンバーグ食べたな、って思ったんです」とオーナーの石川輝彦さん。すぐに店主と意気投合し、石川さんがLaNaiをオープンする際にそのお店のハンバーグを提供することになりました。「このあたりはファミリーから年配の人まで、幅広い年齢層が暮らしている地域なので、誰でも楽しめるメニューを出したかったんです。そして、やるからにはちゃんとおいしいものを提供したいという気持ちでした。まずは一度食べてみてほしいですね」
　でも、ファンを引き付ける理由はおいしいハンバーグだけじゃありません。みずから手作りしている何種類ものケーキや、オープンで気軽な雰囲気。石川さんは、自分が「あったらいいな」と思うお店づくりを常日頃から意識しているそう。「たまにはお散歩の途中で水を飲むだけでも寄ってもらってもいいし、どんどん長居もしてほしい（ 笑）。だってそれは、居心地がいいっていう証拠でしょ？『また来るね』のひとことの積み重ねなんです」。LaNaiに自分の居場所を見つけてほしい、それが石川さんの願いです。