Photo / Saori Kojima
葛西駅博物館口の階段を降りたバスターミナルのすぐ横に、この地で約30年営業を続けている東西書房があります。お店を訪問したのは平日の午前。オープンして間もない時間にもかかわらず、続々とお客さんが訪れます。にぎわう店内で、雑誌の整理をしていたのが、この店で約5年働いている中埜恵香さん。中埜さんに、書店での仕事がどのようなものか聞いてみました。
「お店のオープンは10時半ですが、9時に出勤して、まずは届いた新刊や注文した商品を検品。そして私が担当する女性誌と旅行ガイドの棚に新刊を並べていきます。また、お客様に注文した商品が届いたことを電話したり、出版社に注文の連絡をします。その後は、レジに立ったり、接客をしたり、雑誌の補充をしたりと、夕方まで働きます。お客様も多いので、あっという間に時間が過ぎますね」
書店で働こうと思ったきっかけはなんですか?
「もともと接客の仕事が好きで、スタッフ募集の張り紙を見て応募しました。特別に本が好きなわけではなかったのですが、今では、この雑誌はこの年代向けで、こんなテイスト…といったものを語れるようになりました。特にファッションやネイルものに詳しいですよ。今はスマホを見る時間が多くなりがちですが、本を読んで、落ち着ける時間が好きです」
東西書房はどんなお客さんが訪れるのでしょうか?
「午前中は年配の方や主婦、午後は学生、夕方からは仕事帰りの会社員とさまざまです。地元にお住まいの常連の方が多いですね。本を買う用事がなくてもお話しに立ち寄られる方もいらっしゃいます。お店に来るのが、日課のような(笑)。バス待ちしている間にちょっとだけのぞくという方もいらっしゃいます。本探しに集中できる静かな書店もありますが、東西書房は店長をはじめ、スタッフが皆さん明るくて親しみやすく、常に話し声や笑い声が飛び交う活気あるお店です。私も子育ての本を探しているお客様に本を紹介しつつも、自分の子育ての経験を話したりと、お客様とのやりとりが楽しいですね。欲しい本が見つかった!と言われるとやりがいも感じます。『こんな本ありますか?』と気軽に声をかけてほしいですね」
お店を訪れたのは、強風の吹き荒れた日で、東西線が止まっていました。スタッフの人とどう迂回しようかと話しているときに、学生のお客さんが『東西線動き始めましたよ』と声をかけてくれました。東西書房は男性、女性、子供からお年寄りまでいろいろな人が集まる所。そして自然とコミュニケーションが生まれる、そんな場所でもあるのですね。
【ファミリーに優しい路面店の本屋さん】
葛西は子育てをしている若い夫婦が多く、さらに3世代で訪れる方もいらっしゃいます。お店が1階にあって入りやすく、ゆとりのあるレイアウトで、ベビーカーを押しながらでもゆったり本探しが可能。児童書にも力を入れていて、お子さんやお孫さんの本を一緒に選ぶ姿もよく見られます。
【この春出かけたくなるお出かけ・ガイド本をピックアップ】
まだまだ寒さは続きますが、もう少しすると待ちに待った春。東西書房では、ふらり出かけたくなる旅の本、見所やおいしいものが満載のガイドブックなどを取り揃えてお待ちしています。家族と、友達と、そして気軽にひとり旅もOK。今から春のお出かけの計画を立てませんか。
※記事内容は2016年1月時点のものです
住所 | 〒134-0084 江戸川区東葛西6-2-7 MAP |
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電話 | 03-3877-0799 |
営業時間 | 10:30~22:30 日・祝~21:30 |
定休日 | 無休(年末年始除く) |
その他 | アクセス/葛西駅博物館口よりすぐ |