最近、企業や自治体、個人店なども積極的に参入し、耳にすることも多くなった「子ども食堂」。子どもがひとりでも安心して利用できる無料または低額の食事提供と地域交流の場です。区内でも展開していますが、多くは月に数回の活動に対し、「らいおんはーと」は「24時間緊急対応型365日子ども食堂」を掲げる、ちょっと異例な存在。鹿骨に拠点を構える「らいおんはーと」広報の佐藤さんに活動内容を聞きました。
「代表の及川信之が、区内の中学校のPTAをしているときに、不登校、いじめ、貧困による教育格差、体験の格差を痛感し、解決のために子ども食堂を実施しようと決意。それもときどきではなく、365日無料で利用できるものにしようと設立しました。以前の拠点は鹿骨2丁目にあったのですが、2026年1月に現在の所に移転し、個室を完備したことで、緊急事態におちいった時の受け入れ場所として母子の24時間対応できるように。企業や農家の方から食材を提供いただき運営できています」
毎日10~15人の小・中学生が学校が終わると「ただいま~」と訪れます。その後は塾で17時~18時半まで勉強。掃除後、ごはんの準備をし、19時に夕食。その後も片付け、掃除をして20時半くらいに帰っていくそう。土・日も集まり、日曜はイベントの日で、季節の催しや誕生日会などを実施し、みんな本当の兄弟のように過ごします。
「登録制で、利用希望の場合、親御さんに来てもらい、いろいろな話をして現状を把握します。お子さんだけでなく、親御さんにも一緒に活動してもらいます。実は私も会社勤めをしながら子どもと週に一度来ていました。余裕がなく気持ちが沈みがちだったのですが、ここに来ることで気持ちが楽になっていき、ついには常勤スタッフに。この場所の大切さをみずから体験したので、親御さんたちに寄り添えると思っています」
今では、企業とのコラボも増え、お金や仕事のことを知るセミナー、特別支援学級進路フェア、マーケティングから3年かけてカヌレの製造・販売をする起業家教育など、子どもたちの将来を見据えた活動も実施しています。
「みんなで自然と助け合う、長屋のような存在になればと思っています。ここで育った子がボランティアとして活躍してくれていますし、フリースクールから大学に進学した子も。目的は子どもたちが自走できるようになること。そしてこういう場所がないことが当たり前になることなんです」と語ってくれました。
| 住所 | 〒133-0073 東京都江戸川区鹿骨1-59-8 川和ビル2F MAP |
|---|---|
| 電話 | 070-6627-0810 |
| URL | https://npo-lh.com |
| その他 | アクセス/篠崎駅より新小岩行き京成バスで鹿骨下車徒歩3分 |