緑の木々に囲まれ全長3・2kmにも及ぶ水辺の憩いの場・一之江境川親水公園。そのほとりに佇む古民家を改装したかわいらしいお店が、上野美奈さん(写真右)と長女の高橋瑞稀さん(写真左)母娘が営む「TRESTO Flower+Cafe」。店内には観葉植物やドライフラワーが飾られ、店舗の奥には色とりどりの花々。この癒しの空間でコーヒーやオリジナルのドリンクをいただけるのも魅力の花屋さんです。上野美奈さんに始めたきっかけを聞きました。
「以前は、葬儀の際の花の手配や装飾をしていました。お見送りの場を花で華やかに飾りますが、限られた時間の中で、たくさんの花を運び、装飾する体力勝負の仕事。体力的に続けるのが厳しいなと感じているときに、次女がふと花があるカフェっていいよねと言ったひとことが心に残って。長女の瑞稀はアパレル関係の仕事をしていたのですが、子供が産まれたタイミングで辞めて、友人がバリスタをしているカフェでアルバイトしていたこともあり、ふたりで花屋を併設したカフェをやろうということになりました」
知り合いの大家さんの古民家をリノベーションし、白を基調にした明るい店内で、観葉植物や花々が飾られた空間に居ると小さな森に迷い込んだような気分に浸れます。
「都心に行かなくてもセンスのいいお花が買える〝わざわざ来たいお店にしたい〟と思っています。大田市場で仕入れていますが、近隣では売っていない花にこだわり、その時期にきれいな花を少しずつ揃えています。代官山や中目黒にあるお店と同様の品揃えですよ(笑)。贈り物としての需要が多く、ラッピングにもこだわっています。ふたりのフローリストがいるので、年齢や好みに合わせてセレクト。贈る人や、贈りたいもののイメージを伝えてもらえれば対応しますので、ご相談ください。リーズナブルな花瓶も揃えているので、好きな花を1輪だけ入れてプレゼントというのもいいですよね」
さんぽ途中に立ち寄る方も多く、ハンドドリップで入れるコーヒー460円や、自家製シロップを使ったレモネード500円、バナナジュースM510円が人気です。
「店名には、RESTの意味も。花を見ると心が落ち着きますよね。自分のために花を飾る、そんなゆとりがある生活をしてほしいです。夏休みや季節ごとにワークショップをしていますが、これからは花の育て方や長く持たせる方法などを学ぶスクールもやりたいんです」と語る上野さん。皆さんも花のある暮らしを楽しんでみませんか?
住所 | 〒132-0025 東京都江戸川区松江7-31-12 MAP |
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営業時間 | 10:00~18:00 |
定休日 | 月曜定休 |
URL | https://www.instagram.com/_tresto_/ |
その他 | アクセス/一之江駅より徒歩15分
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